コンプレックスを自信に変える
6月20日 01:44
僕はずっと、自分の目にコンプレックスを持ってました。
元々は、生まれつき両目とも二重で、イケメンと言えるほどでは無いけど、そこそこ整ってるほうだったんです。
ただ、高校3年生の時に右目が炎症を起こしてしまって、どうぶつの森でハチに刺された時みたいな感じで、パンパンに腫れちゃったんですよ。
数日経って、腫れが引いてみたら、あらビックリ。
右目だけ完全に一重になっていて、目が小さくなったように見えるんです。
(瞼が重たそうな感じ)
はじめのうちは、しばらくすれば元通りになるだろうと思ってたんですが、全然治らず、右目だけ不細工なまま。
目が変わるだけで印象が変わると言いますが、本当にその通りで、自分の写真を見ても別人に見えるんです。
ナルシストでは無いですが、自分の容姿は平均以上ではあると思ってた部分もあり、とてもショックでした。
それ以降、自分の顔の右側を見せるのが嫌になりました。
写真は基本的に顔の左側がメインで写るように意識してました。
誰かと横に並ぶ時も、絶対に自分が右側にいるようにしてました。
初対面の人と話すときは、無意識に手で右目を隠すような動きをしてしまうこともありました。
そのくらいコンプレックスだったんです。
メンズメイクとかもやってる人が全然いなくて、アイプチとかにも手を出せなかったし、YouTubeでまぶたのマッサージみたいなのを見て実践したけど、全然変わらない。
二重整形も考えたけど、当時はお金もないし、親にも相談できませんでした。
親の性格的に、「そんなの気にすんな!」で片付けられそうだったから。
時期的に、高校の卒アルの写真を撮る直前だったのもあり、最悪の気分でした。
アルバムに残り続ける自分の写真が、変な目をしてる。
本当に嫌な思い出。
笑えるもんか。
大学入ってからも自然に治るわけがなく、多少マシになった程度で、ずっと嫌なままでした。
そんな時、女友達との会話の中で、当時の僕からしたら衝撃的な言葉が出てきたんです。
「一重もかっこいいよね」
正直、マジで?って疑いました。
二重こそが正義だと思ってたけど、意外とそうでもないらしい。初めて知ったんです。
それがきっかけで一重まぶたのことなどをネットで調べるうちに、雌雄眼という単語を知りました。
雌雄眼というのは、左右で大きさが異なる目のことを指す言葉らしいです。二重と一重だったり、単純にまぶたのバランスが違ったり、パターンはいくつかあります。(素人知識なので、間違ってたらすみません)
僕はその時に、自分は雌雄眼に当てはまると感じました。
と同時に、一重と二重にそれぞれ良い点があるということも知りました。
・一重まぶたは、知的でクールな印象をもたらしてくれる。
・二重まぶたは、優しくて誠実な印象をもたらしてくれる。
それぞれの良さを知ったとき、自分に自信が湧いてくるのを感じました。
気にするどころか、むしろメリットになってる可能性もあるぞ…、と思ったんです。
それから僕は、少しだけ勇気を出してみました。
目を覆い隠すように前髪を下ろしてたけど、前髪をアップにして、スッキリした髪型に変えました。
不安だったし恥ずかしかったけど、それでみんなに会ってみると、すごく好印象でした。
かっこよくなったと言われることも増えました。
本当に嬉しかったのを覚えています。
右側から取られた自分の写真が友達のインスタに載ってるのを見るだけで嫌でしたが、それも気にしなくなりました。
今では自信を持って、ありのままで笑って写真に写れるようになりました!
そしてつい先日、友人にこの話(自分の右目だけ一重であることが嫌だったという話)をした時に、
「あ、ほんとや、俺あんま気づいてなかったわ!笑」
と言われました。
僕の右目を気にしてたのは、僕だけだったようです。
自分にコンプレックスを抱えてる時って、本当にしんどいんですよ。
なかなか打ち明けられないし、
誰に相談すれば良いのかも分からない。
「そんなことで悩んでんの?」と笑われるのも怖い。
ずっとそう思ってました。
でもコンプレックスのほとんどは、
過去の経験から、周りの目を気にしすぎて、無意識に作り上げてしまうものだと思います。
だからこそ、自分自身の認識を変えるだけで解消できることだってあるんです。
僕の右目は、炎症を起こして一重になった日から何も変わっていません。
でももう、隠すことも気にすることもなくなりました。
コンプレックスを隠して取り繕い続けるだけの自分より、自信を持って笑ってる自分の方が、きっと魅力的だと思えるようになったから。
だからこそ今は、
僕にとって大切な友人や恋人ができた時に、その人が何かしらの悩みやコンプレックスを抱えていたら、いつでも全てを肯定してあげられる存在でありたいと思うようになったし、
物理的に解決する力は無くても、精神的に寄り添って、自信を持てるようにしてあげたいと思うようになりました。
あの時炎症を起こして腫れたことで、右目が小さくなって、代わりに人としての器は大きくなったと感じます。
何気なく「一重もかっこいいよね」と呟いてくれた友達よ、ありがとう。
コンプレックスは決して悪いものじゃない。
唯一無二の個性だ。自分の欠点を愛せ。
これはアインシュタインの稲田さん(よしもとのブサイク芸人ランキングで1位の方)の言葉であり、僕の実体験でもあります。
今もし悩んでる人がいたら、このことを知ってほしいと思いました。
「気にするな」とは言わない。
勇気を出して、自分の個性に変えてみよう!
またしても上手くまとまらずに長文になっちゃったので、この辺で終わります!バイバイ!