無意識に発する小さな「トゲ」

「マイクロアグレッション」という言葉を聞いたことはありますか? 「あの子って外国出身なのかな。肌の色が真っ白/黒めだし。(目の色も青いし。)」 これを当人が聞いたらどう思うでしょうか。 たとえ発言者に相手を攻撃する意図がなかったとしても、言われた側は傷つくでしょう。 ここで、Wikipediaを参照します。 マイクロアグレッションとは、意図的か否かにかかわらず、政治的文化的に疎外された集団に対する何気ない日常の中で行われる言動に現れる偏見や差別に基づく見下しや侮辱、否定的な態度のことです。1970年にアメリカの精神医学者であるチェスター・ピアス(英語版)によって提唱されたものです。(Wikipediaを参照) 中には、歪んだ正義感に基づく発言がマイクロアグレッションを喚起することもあるように思います。 このような発言は、誰しもがしてしまう可能性があります。もうしてしまっているものではないでしょうか。私も、ポッと出た言葉が意図せず人を傷つけてしまったことがあるかもしれません。誰しもが、していまっているものと言っていいでしょう。 特に、SNSで盛んに見られます。それは「Dtto」も例外ではありません。「Dtto」をはじめとしたSNSは、ユーザーに役立つから成立していると言っていいと思います。 このSNSでは、サイトやアプリをまとめたり共有したりする投稿があります。そのような投稿は、「便利だから共有したい」、「みんなにもっと使ってほしい」といった動機によるものだと思います。すなわち、経済的な利益ではなく、純粋に共有したいという気持ちから書かれたものだと思います。しかしながら、一部には、アフィリエイトや案件を疑われ、悲しい思いをした人もいます。 このような状況は、SNSのよい環境づくりにとって確実に不利益をもたらします。ルールやマナーを守っている投稿は守られるべきであり、批判の対象となるべきではありません。 ユーザーみんなで、自由闊達な議論ができて、有用な情報が多く手に入るという環境づくりをしていきませんか。 このSNSは環境もよく、非常に良質で有用なプラットフォームだと日々実感しています。 「あ、これ言ったら傷つけちゃうかな」 1度立ち止まって考えてみる。こういうことも、大切だと思います。 長くなりましたが、読んでいただきありがとうございます。以下には、マイクロアグレッションの例を上げました。ご興味がある方は読んでみてください。また、さらに詳しく知りたい方は、YouTubeにこのトピックの動画がたくさん出てきます。様々な事例を知ることができます。とくに、「マイクロアグレッション 心理学者」 と検索すると、心理学者の教授との掛け合い動画が出てきます。専門性が高い情報を得られると思います。 ではでは。
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〜マイクロアグレッションの例〜 以下、Wikipediaより引用。 Alien in own land: 人々が有色人種を外国人だと思い込むこと。例えば、「どこから来たの?」や「なぜ訛ってないの?」などを質問したり思うこと。 Ascription of intelligence: 有色人種(とくにアジア系)は知的であるというステレオタイプに基づいて一定レベルの知性を持っていると思い込むこと。例えば、「その授業にアジア系の学生が多くいたら、その授業は難しい、大変だろう。」など。 Denial of racial reality: 有色人種は決して差別を受けていないと強調し、不平等な扱いを受けている事実はないと暗に主張すること。 Exoticization of non-white women: メディアや創作などで、エキゾチックな存在として描くこと。例えばアジア系女性は従順なタイプかドラゴンレディ、タイガー・マザーのようなパワフルだが短気なタイプ、アジア系男性は性的意欲がない、弱弱しい描かれ方がステレオタイプだといわれることがある。 Refusal to acknowledge intra-ethnic differences: 民族内にも違いがあることを認めない。例えばアジア系アメリカ人はみんな似ており、全員同じ言語を話したり同じ価値観や文化を持っているという前提に基づき、これらの人と接すること。 Pathologizing cultural values/communication styles: アジア系アメリカ人の文化や価値観が好ましくないものとして見ること。例えば、アジアの文化的規範が沈黙を大事にするものなのに学校や大学の授業では口頭で参加することを期待され、アジア系アメリカ人の多くがアメリカで学業を成功させるために西洋の文化的規範に従うことを余儀なくされていると感じているとスーは述べている。 Second-class citizenship: 有色人種の人が、他の人とは異なる扱いをされ平等な権利を与えられていないと感じるような言動。例えば、韓国人男性がバーに入って飲み物を頼むが、バーテンダーは白人男性に飲み物を出すときに無視した。 Invisibility: 人種差別についての議論などが行われる際、議論の外にいると感じさせるようなこと。例えばアメリカの人種に関する議論をする際に、白人と黒人の問題にだけ焦点を当てられ、アジア系アメリカ人は除外されてしまったりすること。 これはあくまでも人種だけで一部であり、ほかにも性別や病気に対してにもあるとしてスー達は2007年に「人種差別のニューフェース」と表現し、差別があからさまなものからより曖昧で、意図的でない回避的な人種差別に変化してきたと述べこれらをマイクロアグレッションと定義している[3]。
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