奴隷制が終了した理由について考察
慶應義塾大学
産業革命が大きな理由。産業革命までは消費者よりも供給者の方がずっと強い立場だったのだがこれが変わり消費者の方が強い力を有するようになった。
奴隷によって物品を供給する能力を蓄えるよりも奴隷を消費者とした方が国家として強くなったため奴隷制は徐々に廃れていった。
また奴隷が非人道的だという民意もあるが元はと言えばこの奴隷を非人道的だと主張する民意が通るようになったこと自体が消費者=労働者=市民階層の強さの拡大を表していると言っていいのではないか。
民主主義国家が地球上においてこれまでになく増えたのも、民主主義がアメリカによって輸出されたのも勿論あるが、産業革命によるパワーバランスの変化が1番大きいのではないか。