太田光さんが好き

お笑いコンビ爆笑問題の太田光さんが好き。よく知らないと言う人は、サンデージャポンMCの背が高い方って言えば分かるかも。昔はちびまる子ちゃんのエンディングも歌ってた。 太田光さんのどこが好きか。もちろん面白いところ。27時間テレビのあの大スベリっぷりは思わず目を覆ってしまったけど、その後の芸人さんたちの「太田さんあれはどうなってんすか!?」というイジリも含めて面白かった。太田さんはよくネットニュースだなんだで炎上したり嫌われたりしてるけど、別に嫌われる理由もわかるので厄介事を引き起こさないために今の今まで太田さんが好きとは言ってこなかった。太田さんが好きだと彼の政治的思想から右翼だのなんだの言われるけど、芸人さんとしての太田さんが好き=彼の政治的思想に賛同してるとはならないと思う。 もう一つ、太田さんの尊敬できる部分がある。それは彼は常に弱い者目線から物事を見てるということ。 彼は高校生の時友達がいなかったらしい。暗い少年で、本だけを読んで過ごしていたと言う。皆勤賞を取ったらしいが、なぜ通い続けられたかは「当時不登校が話題になり始めた時で、周りのせいで不登校が起きる、という風潮だった。周りのせいなんかにしてたまるか」という理由らしい。意地っ張りなのか芯が強いのか分からない。それでもそれを貫き通せる所がかっこいいと思う。 川崎の殺傷事件が起きた時のピカソの話が印象的だった。太田さんが孤独だった学生時代、何にも感動できず、ついには食べ物の味も感じなくなってしまった。こんなんじゃ生きててもつまらないな、と思っていたらしい。そんな時たまたま行った美術館でピカソの絵を見て、「表現ってこんなに自由でいいんだ」と感動したらしい。そこから再び自分の周りに感動でき始める。好きになる。するとそれらを好きになれた自分も好きになる。だから生きるのも悪くないな、と思ったらしい。 川崎の殺傷事件の犯人は、これは太田さんの想像らしいが、自分を大切にできなかった。自分の命を蔑ろにしていたから、他人の命も尊重できなかった。でもきっと自分も、そうなったかもしれない道はあった。その犯人は自分にとってのピカソに値する感動を得られなかった。もしかするとそう言う人は多いかもしれない。自分のように、何か強烈に感動できるものがその人にあればいいと願う。 いい話だと思った。こういう話ができるのも、太田さんがかつては弱い者で、そのことを忘れていないからだと思う。今や高額納税者番付に乗るくらい爆売れして金が腐っていると言われる太田さんだけど、その視点を持ち続けていられるのは尊敬できる。この話を神田伯山さんにラジオで「ピカソ芸」「ぴ、ぴ、ピカソってwwwwww」ってバカにされるまでが面白い。 僕は太田さんの弱い人間を肯定してくれるのが好きだ。それは多分彼が尊敬しているたけしさんや立川談志に通じるところがあるからだと思う。彼がテレビでギャーギャー言ってることについて自分を「弱い犬ほどよく吠える」って評してる。そしてテレビでギャーギャー騒ぐ。あー芸人さんだな、と思う。 太田さんはよく炎上するが、彼には所属事務所の社長でありお嫁さんである光代さんという方がいる。光代さんはものすごい鬼嫁で、太田さんが何か失言するたびに烈火の如く怒り、パソコンを割るという。太田さんは許してもらうまで口を聞いてもらえず、ひたすら耐えるらしい。だから炎上してるニュースを見るたびに「また怒られてるんだろうなぁ」と微笑ましくなる。そういうところは可愛げがある。
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