設立:1949年9月 上場:1949年10月
ビール類の国内シェア首位級の会社。総合酒類・飲料メーカーで、07年には12年にカルピスを買収しており、酒以外の飲料にも力を入れている他、欧州への進出に力を入れている。
連結事業の割合は酒類が31、その他飲料が16、食品6、(国際事業46)という内訳であり、海外売上比率は46と日本の食品メーカーの中ではかなり高い比率を誇る。
企業使命:期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造
目標:高付加価値ブランドを核として成長する“グローカルな価値創造企業”を目指す
→挑戦と革新・最高の品質・感動の共有
行動指針:すべてのステークホルダーとの共創による企業価値向上
・顧客:期待を超える商品・サービスによるお客様満足の追求
・社員:会社と個人の成長を両立する企業風土の醸成
・社会:事業を通じた持続可能な社会への貢献
・取引先:双方の価値向上に繋がる共創関係の構築
・株主:持続的利益成長と株主還元による株式価値の向上
中長期経営方針:おいしさと楽しさで“変化するWell-being”に応え、持続可能な社会の実現に貢献
強み
(日本)
・各事業における強固なブランドポートフォリオ
・嗜好の変化を先取りする新商品・新技術の開発力
・多種多様なステークホルダーとの幅広い接点
・環境変化に柔軟に対応できるコストマネジメント力
(欧州)
・有力なグローバルブランドのポートフォリオ
・ローカル市場の強固な事業基盤、高度なプレミアム戦略
・環境変化に柔軟に対応できるコストマネジメント力
ニュース(2022年秋会社四季報参考)
・国内の酒類は業務用がコロナ禍に比べ復調した他、家庭用もビールが伸びた
・海外売り上げでは豪州の売り上げは堅調、円安がさらなる追い風となる
・しかし、原材料費高騰により値上げやコスト削減をするもののその影響は強く、事業利益は前年比13%減
・巷を騒がせた「生ジョッキ缶」は期間限定販売から通年販売へ、年間製造可能数量は前年の5倍とし、生産力に力を入れ、逆に不振の新ジャンルなどの販促費削減を実施
予測
酒類・飲料メーカーの中で1位・2位を争うほどの売り上げを誇る。中国などに限った海外進出をしておらず、むしろ欧州・豪州に力を入れており、昨今の日本商品の不買運動の影響をあまり受けなかった企業と言っても過言ではない。
企業方針としてブランド力とそれに伴う付加価値を重視していることから、学チカにおいても付加価値を提供している話などが受けがいいかもしれない。また、業界トップとして同業界内をけん引していく存在であることから、チームを引っ張っていくリーダーシップ力を活かしたエピソードも良いかもしれない。