旭化成

創業:1922年 設立:1931年5月 上場:1949年5月 国内総合化学メーカー企業で、長い業歴を有し、化学産業の発展に合わせて事業領域を拡大させてきたメーカーのことを指す。ケミカル・住宅が利益の2大柱となっている。そのほかの事業として繊維・電子部品・医薬・医療機器など事業が多種多様であることが特徴。連結事業として、マテリアルが48、住宅が33、ヘルスケアが18と前述したように、ケミカル・住宅が売上の7割強を占めていることがわかる。また、海外売上比率は51でかなり高い部類に入る。 この企業(事務系)の初期配属先は東京が約7割もあるほか、有給取得率も84.5%もあり、かなり待遇の良い会社である。またそれを証明するように平均勤続年数も約17年と比較的長いことが特徴である。さらに女性の育休取得率は99%(男性54%)、役員に占める女性の割合は11%となっており、女性の働く環境も整っている。 ※注意:多種多様な事業を持っており、それぞれごとに新卒の応募プラットフォームが異なる場合が多々ある。ケミカルの部門(事務系)に行きたいのであれば、MRとプラットフォームが一緒になっているものを探してください。住宅部門であれば、旭化成ホームズから応募となっています。 強み:製品の多様性やそれを可能にする技術力 →「世界初」「シェアNo.1」の製品(電子コンパス・サランラップなど)を多数輩出しており、非常に高いブランド力を持っている。また、それを可能にするのが技術力(企画開発力)であり、研究開発費には約1000憶もの投資を行っており、より良い製品を作るための体制が整っている会社である。 ・企画営業 →担当する「素材」・「製品」を最大限に生かせるマーケティングを考え、顧客や技術者を巻き込みながら市場を開拓していく仕事 ・事業企画 →事業の現状分析や動向を把握し、マネジメントの視点で事業運営に携わる仕事 理念体系 ・企業ミッション(グループミッション):世界の人々の“いのち”と“くらし”に貢献する ・企業ビジョン(グループビジョン):「健康で快適な生活」と「環境の共生」の実現を通して、社会に新たな価値を創造する ・企業バリュー(グループバリュー) →「誠実」:誰に対しても誠実であること  「挑戦」:果敢に挑戦し、自らも変化し続けること  「創造」:結束と融合を通じて、新たな価値を創造すること ・グループスローガン:Creating for Tomorrow →“いのち”を育み、より豊かな“くらし”の実現に向けて最善を尽くすことが求められる。次の時代に大胆に答えていくために、昨日まで世界になかったものを創造し続ける ニュース(2023年秋会社四季報参考) ・2019年から2021年までの長期投資総額は8000億にも及ぶ ・売上高や営業利益は上下動が多少あるものの、比較的安定して前年度を更新しており、2021年には売上高2.4兆円、営業利益2026億円を出し、今期は売上高2.7兆円を達成している。 ・ヘルスケア事業は除細動器の部材不足が改善し復調、住宅は豪州にて伸びが堅調 ・米国にヘルスケア事業の本部を設置し、世界最大市場での成長を図る ・車用の内装材で拡大、絶縁材で売上向上も、石化が需要低迷で足を引っ張る形に ・三井物産が合弁で製図するバイオメタノールを原材料ように調達、エンプラ生産に向けて動き出す 予想 求める人材像は人類の幸福と社会の発展に貢献していく「誠実さ」(奉仕の心?)・絶えず機会を伺う「挑戦心」(積極的な姿勢)・事業を創っていこうと思う「創造」の精神がある人。それに加えて旭化成だからこそ提供できることなどを話せると良いだろう。事実、インターン面接時にはそういった質問があった。また、自分の考え方についての質問もあった。改めて就活の軸やそれらの背景などを明確化する必要があるかもしれない。
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