POLA創業:1929年 設立:1946年
ポーラ・オルビスホールディングス設立:2006年(持ち株会社化) 上場:2010年
化粧品業界4位の会社(売上高:1位資生堂・2位花王・3位コーセー)。高級品のポーラ、通販のオルビスという2つのブランドが最も売りのブランドとなっている。最近ではTHREEという育成ブランドも売り出し中。今回はPOLAの企業研究がメインであるため、オルビス及びTHREEの説明は省かせていただく。
企業理念:「最上のものを一人一人に合ったお手入れと共に直接お手渡ししたい」
→創業時の思いを忘れず大切にし、お客様の考える美しさに寄り添う。主力は訪問販売事業で、カウンセリング技術と美容技術を備えたスペシャリストの「ビューティーディレクター」を全国に配置、一人一人のお客様に向き合えるような体制を整えている。
事業範囲
スキンケア・メイクブランドの展開及びエステサービスなど、お客様の求める美をさまざまな角度からサポートしている。またお客様のライフスタイルが多様化している昨今の減少に合わせ、購入場所やサービスを選択できるように販売チャネルを多数展開。
ニュース(企業四季報2022年秋版参考)
・主力のポーラにおいて対面販売の顧客が減少となり、営業にて減益。23年12月期には対面販売が改善するもコロナ禍以前まで回復までには至っていない。
・ポーラ委託販売先の客足改善に向け顧客獲得好調のSNSを活用している店を水平展開加速
予想
海外売上比率は18と資生堂69やコーセー49などといったメーカーと比べると低いと言わざるを得ない。ただし中国や韓国などではSNSからの発信、それを見た視聴者が購入という構図が出来上がっていること、美への注目度などが増している情勢を鑑みると、現在SNSマーケティングに力を入れているため、この海外売上比率も徐々にかもしれないが上がることは間違いないと思われる。(2017年には中国のお客様を対象にポーラ公式のオンラインストアも開設、健康食品なども取り揃えている)よって、海外にも転勤としていけるような人材、ひいては海外の勤務先でいかに自主性を持って行動できるかが見られると予想。
一方、1人1人に合った美、それぞれの個性を大切にし、その人ごとに合ったアプローチ方法などを模索したり、目指したりしていることから、人に寄り添って何か成し遂げられる・途中で投げ出すことなく突き詰めて成し遂げられる人材も求められると予想