本当にあった嘘みたいな話
Anonymous
私は関東の某私立大学に通っている4年生です。
これは私が実際に体験したドラマみたいな現実のお話です。
私は大学1年生から約2年半、個別指導の塾講師をしていました。自分が大学1年の冬期講習からとある女子生徒が入塾してきました。彼女は当時高3生でしたが、受験はしないとのことでした。理由は通っていた高校を不登校になってしまい、途中で通信に転校しましたが、学力的にその年の受験は難しく一浪してから受けるためとのことでした。
また彼女の家は厳しく、塾の通常授業の費用は出してくれますが、講習期に増える分の授業料は自分で出せというスタンスでした。講習期の授業料はコマ数に応じて変わりますが、高3生ということもあり3週間の冬期講習期間で30コマ近い授業をとっていました。金額にすると十数万円にもなります。
彼女はお金を稼ぐために午前中はスーパーのレジ打ちのバイトをして、午後から塾に来るという生活をしていました。そんな事実を知り、自分はなんとか彼女を手助けしようと、社員には内緒で授業をしてあげたりしていました。
年齢が1つ差(誕生日的には半年も変わらない)こともあり、授業をしていくうちにお互いにプライベートなことをタメ口で話すくらいに仲良くなりました。冬期講習後も彼女は塾に通い続けましたが、進学したら大学の学費は自分で出すように親から言われていた彼女は、バイトを増やしてお金を少しでも貯めようとして塾に通う回数を減らし、そのまま半年で退塾してしまいました。
個人的にも可愛がっていた生徒なので少し寂しい気持ちもありましたが、家庭の事情に口出しはできないので最後の授業の日は半年間を振り返りながら授業しました。そして授業が終わった時、彼女からLINEを聞かれました。生徒と先生の連絡先の交換は禁止されていたのでこれまでは交換していませんでしたが、今日が最後ということで内緒で交換しました。
そして、その日のバイトの後スマホを見ると彼女から連絡が来ており、内容は今後も個人的に数学の勉強を教えて欲しいとのことでした。最初はファミレスやカフェ等で教えようかと思っていましたが、毎回飲み物代を払うのは大学生には辛いし、店に長居するのは申し訳ないので、幸い自分が地方から来た一人暮らし民でもあったことからお家で教えるようになっていきました。
最初は真面目に数学の授業をしていました。休憩時には2人で夜のコンビニに行ったりして、カップルみたいで結構楽しかったです。でもやはり家では純粋な先生と生徒という関係を保つのは難しく、教えているうちに互いにスキンシップが増えていきました。休憩と言って2人で並んで寝転んだり、互いの顔を見ながら微笑んだり、難しい問題が解けたら喜びのハグをしたりなんてこともしてました。
そして夏休みのある日、ついに私たちは一線を超えてしまいました。数学の授業だけでは飽き足らずほけn(以下略)。夏休みということもあり、冷房は効いているものの、部屋の雰囲気は猛暑日並みに熱々でした。机の上には開かれっぱなしのノート。床には散乱した衣服。そんなのお構いなしに私たちは何度も逢瀬を重ねました。生徒と先生という関係を超えてしまったのです。
今となってはもう2年半近くも前の話、その後彼女はスーパーのバイト中に連絡先をわたしてきた7歳年上の男性とお付き合いしたそうです。そこからはもう身体の関係もなくなり、連絡も取らなくなりました。自分も今付き合ってもうすぐ2年の彼女がいます。彼女がその後大学に無事に受かったのかは知りません。今どこで何をしてるかも知りません。特に連絡を取ろうとも思いません。でも、私にとってはすごく楽しかった約9ヶ月間の思い出として今でも心に残っています。
個人的にもあまりに良く出来すぎていると思う話だし、AVの見過ぎじゃね?と言われることもありますが、これは実際にあった出来事で、別に誰かが信じる信じないなどは気にしていません。
あまり褒められた話ではないし、社会的にはどうなの?と言われるかもしれませんが、一応お互い18歳以上だったので許していただきたいです笑
私はもう塾講師を辞めて今は違うバイトをしていますが、意外と夢のあるバイトかもしれません笑
でも不純な気持ちで始めるバイトではありませんし、それは生徒にも保護者にも失礼だと思います。私も最初は今までの受験の経験を活かしたい、頑張る生徒をサポートしたいと思って始めたバイトでした。でもこんなに幸せな思い出が降ってくるとは、前世何かの徳を積んだのかもしれませんね笑
皆さんも何かバイトであった嘘みたいな本当の話があれば教えてください!